この記事でわかること
- パチンコの年間負け額の平均
- 年間負け額の平均が年々増加している理由
パチンコは、普通に打っていると、トータル的に必ずお客さんが負けるように設定されています。
もちろん確率の世界なので大勝ちすることもありますが、一般的なお店では還元率が80%から85%なので、お客さん全体で見れば負けている人がほとんどなんですよね。
還元率80%=1万円を使った場合、8,000円が戻ってくる計算
そして今は昔と違い、1人あたりの年間負け額の平均も増加しており、生活を犠牲にしてまでパチンコをしている人も多いです。
そこで今回は「パチンコの年間負け額の平均」や「年々金額が増加している理由」について、詳しく紹介させていただきます!
このページの目次
パチンコの年間負け額の平均
まずパチンコユーザーの年間負け額の平均ですが、一般的に40万~60万円と言われています。
月間に換算すると、約3万~5万円くらいになりますね。
とは言え、パチンコ屋に通う回数にもよりますし、ヘビーユーザーであればもっと負けている人も多いです。
その点についても、詳しく解説していきますね。
1回あたりで使う金額の平均
パチンコユーザーを全体的に見ると、1回あたりの使用金額は約13,000円~20,000円となります。
この金額は4円パチンコの場合なので、1円パチンコの場合は、もう少し低い金額となるでしょう。
ただ1円パチンコの場合は、ほとんどの店が「回収台」しか用意していませんし、打ち方も適当な人が多いです。
また勝ったときの金額も低くなるので、トータル的には、4円パチンコと同じ金額くらい負けていることもあります。
パチンコ屋に通う頻度でも変わってくる
先ほど、年間負け額の平均が40万~60万と書きましたが、お店に通う頻度によっても大きく変わります。
例えばなんですが、
- お盆や大晦日だけの楽しみで打つ人
- たまにデートや付き合いで行く人
- 月に1.2回程度行く人
- 毎週末になると必ず行く人
- 毎日のようにパチンコに行く人
パチンコ屋に行く頻度は、仕事や生活スタイルにもよって違いますが、年間の平均負け額は「全ての人をトータルした数値」です。
そして注目してほしいのが、毎週末や毎日行くヘビーユーザーが、全体の26.8%を占めていることです。
そのためパチンコ屋に通う頻度によっても、年間の負け額は大きく変わってくるので、人によって大きな違いがあります。
「勝ち組」と「負け組」で大きな差がある
さらに注目してほしいのが「勝ち組」と「負け組」によっても、大きく差があることです。
パチンコを打つスタイルは人によって違いますが、
- 適当に台を選んで座る人
- 好きな台を選んで座る人
- 直感的にデータを見て座る人
- 釘を見てボーダー理論で座る人
- 遊タイムなどのハイエナで座る人
大きくわけてもこれだけの違いがありますが、プロ目線で言うと、
- 前半3つは「負け組」
- 後半2つは「勝ち組」(黄色マーカー)
このように分類することができます。
ただ年間負け額の平均というのは、この違いを無視して「パチンコユーザー全体の平均」なので、実際は平均より負けている人のほうが多いと言えるんですよね。

パチンコの年間負け額の平均が年々増加している理由
そして今の時代、年間の負け額の平均は、もっと増加していると言えます。
というのも、
- スペックが荒くなりすぎている
- スマパチやスマスロの普及
- 昔に比べて「回らない」が当たり前
- ライトユーザーの減少
- 物価が高騰している影響
このような背景があり、もはや「一般娯楽」ではなく、完全にギャンブルとなっているからです。
スペックが荒くなりすぎている
まず年間負け額の平均が増加している理由として、スペックの荒さが理由に挙げられます。
今のパチンコと言えば、
- 連チャン機やラッキートリガーが主流
- 単発だったときの出玉がしょぼく時短回数も少ない
- ハイリスクでハイリターン
このような台が主流となっており、昔のように遊べるパチンコは、もはや無いと言っても過言ではありません。
そのため1人あたりの使用金額が増えており、勝ち組と負け組がハッキリしているんですよね。
負け組に関しては、投資が大きくリターンが少ないので、えげつない負け方をします。
スマパチやスマスロの普及
またスマパチやスマスロの普及も、負け額の増加の原因となっています。
2023年4月以降、パチンコ屋にはスマートパチンコやスマートスロットが導入されました。
特徴としては、
- 玉やメダルに触れずに遊戯ができる
- 台移動や精算が簡単にできる
- コンプリート機能や新スペックの登場
このような特徴がありますが、それに伴い、パチンコ屋側に莫大なコストがかかっているんです。
実際にスマパチやスマスロの誕生によって閉店に至ったパチンコ屋も多いですし、大型ホールでも、かなり大打撃を受けていることでしょう。
そのため「客に還元したくてもできない状態」で、常に利益重視の営業しかできないため、客側への負担も増加しているんです。
昔に比べて「回らない」が当たり前
さらに言えば、パチンコの釘調整も、負け額の平均が増加している理由に挙げられます。
というのも、スマパチやスマスロが普及する以前から、
- 千円で10~13も回らない
- 確変中や時短中の玉減りがえげつない
このような台が、パチンコ屋の通常営業での「普通」になっているんですね。
昔はイベント以外の日でも、千円で20回転以上する台も多く、まさに「パチンコで遊ぶ」という感覚だったんです。
それができない今、当たるまでの投資がかかりやすく、負けやすい環境になっているんですよね。
ライトユーザーの減少
そしてライトユーザーの減少も、負け額の平均が増加している理由になります。
今は昔と違い、
- スマホのゲーム
- 音楽や動画の配信
- サブスク制のサービス
これらの登場により、誰でも低料金でパチンコ以外の娯楽を楽しむことができます。
そのため「パチンコのライトユーザー層」が減少し、今はヘビーユーザーかパチプロしか残っていないような状況です。
ということは、「1人あたりからの回収費」を高める必要があるので、必然的に負け額が増加するんです。
物価が高騰している影響
極めつけは、物価の高騰による「悪循環」です。
今の世の中は、なんでもかんでも物価が高騰しており、生活水準が下がっています。
そのためストレスが溜まったり、お金に問題のある人が増えており、
- パチンコの勝ちを夢見てホールに行く
- 一度の勝ちが忘れられずハマっていく
- どんどん投資額が増えて借金まで作るようになる
このような流れが出来上がっており、完全なる悪循環に陥る人が多いんですよね。
さらに物価の高騰=パチンコ屋の電気代などの維持費にも影響を与えていますので、もはやパチンコ業界全体が「悪循環」だと言えるでしょう。

まとめ:パチンコはお小遣いの範囲内で適度に遊ぼう!
今回は、パチンコの年間負け額の平均を紹介させていただきました。
年間負け額の平均は、一般的には40万円~60万円と言われていますが、実際にはもっと金額が高いと言えるでしょう。
今の時代だからこその悪循環ではあるんですが、パチンコはお小遣いの範囲内で楽しみたいですね!