この記事でわかること
- パチンコの打ち子の違法性
- 打ち子は合法でもやるべきではない理由
「パチンコの打ち子募集!」
「パチンコホールで遊戯機のPRをする仕事しませんか?」
主にインターネットでSNSや掲示板を見ていると、このような求人を見かけることがありますよね。
これらは全て「打ち子」と呼ばれるバイトのことで、パチンコ好きにはたまらないようなバイトです。
パチンコも打てて、お金が貰えるわけですからね。
しかし、中には危ない打ち子があるのも事実で、一歩間違えれば「犯罪」になる可能性も潜んでいるんですよね。
そこで今回は、打ち子のバイトが犯罪なのかどうかを詳しく紹介させていただきます!

このページの目次
パチンコの「打ち子」は犯罪になる?違法性について
パチンコの打ち子は、
- 単なるプロ集団の「打ち子」
- 店側とグルになる「打ち子」
- ゴト軍団の「打ち子」
大きく分けてこの3種類の打ち子があります。
それぞれの特徴について詳しく説明していきますね。
単なるプロ集団の「打ち子」
まず一番メインとなるのが、プロ集団や個人でやってるパチプロが募集する「打ち子」です。
正攻法となる「ボーダー理論」で立ち回り、期待値だけを追うスタイルですね。
期待値だけを追うための打ち子に関しては、違法性は全く問題ありません。
きちんとしているプロ集団や専業パチプロの元で打ち子になれば、バイト感覚でお金を稼ぐことができます。
店側とグルになる「打ち子」
次に店側に雇われてパチンコを打つ「打ち子」があります。
- 店側が指定してきた台を打つ
- 店側とグルになっている軍団の元で打ち子をする
など、店側と何らかの関係を持って打ち子をする場合、これらは全て違法になります。
俗にいう「サクラ」のことですね。
ちなみに軍団に指示されただけの場合でも「知らなかった」では済まされませんので、その点は十分に注意をしてください。
ゴト軍団の「打ち子」
さらにゴト軍団の「打ち子」もあります。
今の時代でもありえる話なんですが、
- 磁石を使った玉の誘導
- 電磁波を使った大当たりの誘発
- ピアノ線を使った連チャン誘発
など、器具や電磁波を用いた不正行為のことです。
この打ち子に関しては、れっきとした犯罪なので、絶対に関わらないでください。

打ち子は合法でもやるべきではない理由
「じゃあプロ集団の元で打ち子をすればいいんだ!」
と思う方も多いかもしれませんが、実際にはそういうわけではありません。
- 報酬が低くて過酷
- 何も得るものがない
- 他の一般客に迷惑がかかる
- 店から出禁を喰らう可能性がある
- 親玉が違法行為をしている可能性がある
- 闇バイトと繋がっている可能性がある
このような理由があるので、たとえ合法であったとしても打ち子として雇われるのは危険だと言えます。
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参考パチプロや打ち子の求人なんてあるの?一歩間違えれば大犯罪!
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今はインターネットで検索をしたり、SNSや掲示板で打ち子を募集していることがありますが、絶対に関わらないようにしましょう。
報酬が低くて過酷
まず打ち子のバイトは、報酬が低くてかなり過酷な環境です。
- 時給制は900円~1,200円(平均は1,000円)
- 日給制は8,000円~15,000円(平均は10,000円)
これだけ見ると「けっこういいお金が貰える!」と喜ぶ人もいるでしょう。
ただ実際に打ち子のバイトは、12時間勤務で、食事休憩なども貰えないことが多いです。
もし休憩を貰えたとしても、20分~30分だけのことも多く、まともに休むことができないんですよね。
また止め打ちやひねり打ちも徹底的に指導されるだけではなく、眼精疲労や聴覚過敏(耳鳴り)のリスクもあります。
さらに言えば、ずっと座りっぱなしの状況なので、想像以上に過酷だと言えるんですよね。
未払いや金銭トラブルのリスクがある
給料面だけを見れば、とても良い打ち子のバイトですが、
- 給料の未払いがある
- 理不尽な理由で減額となることもある
- 負け続けることにより自己負担になることもある
こういったトラブルが非常に多く、そもそもお金を貰えないこともあるんですよね。
それを反論したところで、相手はプロの集団で反社とも繋がりがあるため、泣き寝入りするしかありません。
何も得るものがない
打ち子のバイトの内容に関しても、問題があります。
たしかにパチンコで勝つためのスキルを身に着けることができますが、
- あくまでもパチンコで勝つためだけ
- 一般社会では何の役にも立たない
- 視力悪化や腰痛などを発症
このように自分自身にとって何も得るものがないんです。
正直、コンビニのバイトをしているほうが稼げますし、将来的に自分自身の役にも立ちます。
他の一般客に迷惑がかかる
また他の一般客に迷惑がかかることも、打ち子をやらないほうがいい理由です。
パチンコのプロ集団は、主に大型のイベントを狙っていくんですが、店側としては「普段からのお客様に還元したい」と考えているんですよね。
しかし、打ち子をする=普段からのお客様のために用意した台を横取りすることになります。
そしてプロ集団は店側の常連からも認知されていることも多く、本当に嫌われる存在です。
店からも一般客からも嫌われるので、迷惑な存在でしかないんですよね。
店から出禁を喰らう可能性がある
さらに言えば、店から出禁を喰らう可能性があります。
例えば、
- 大人数での出玉共有を注意された
- 止め打ちやひねり打ちを注意された
- 他の打ち子が店や一般客に迷惑をかけている
こういったことが理由で、いきなり出禁を喰らう可能性があります。
出禁=基本的に系列店全店だけではなく、場合によっては警察沙汰になることもあるんです。
親玉が違法行為をしている可能性がある
そして何気に危険なのが「親玉」の存在です。
まじめなプロ軍団や、専業パチプロの打ち子であれば問題ないんですが、違法行為をしている親玉も多いんですよね。
- 店とグルになっている
- 体感機などを使ってゴト行為を隠れてしている
もちろんこのようなことは、下っ端である打ち子には、一切知らされていないことも多いです。
しかし、いざ逮捕となったときは「知らなかった」で済まされる話ではありません。
どんな事情であれ、違法行為に関与しているので、そのまま重要参考人として警察のお世話になることになります。
闇バイトと繋がっている可能性がある
何よりも危険なのが、闇バイトと繋がっている可能性があるということです。
「パチンコの打ち子」と言えば、誰もが一度はやってみたいと思いますよね。
そのため人を集めやすく、お金に欲しい人がどんどん集まってきます。
しかし、慣れてきて辞めづらくなったときに、
- 薬物の運搬
- 名義貸しや契約代行
- 強盗や窃盗
このような闇バイトに勧誘されることもあるんですよね。
急に仕事内容が変わり断っても、身分証のコピーなどを使って脅されることもあります。

まとめ:打ち子は合法!でもバイトの代わりにはならない!
今回は、パチンコの打ち子が犯罪になるかどうかを詳しく説明させていただきました。
パチンコの打ち子は、プロ集団や専業パチプロの元では、ほとんどの場合が「合法」だと言えます。
しかし、それでも人生においてのリスクがありますし、バイトの代わりにはなりません。
ぜひ参考にしてくださいね!